<ご採用頂くにあたって必ず最後までご一読ください>
ホームページに掲載の商品(フィンガージョイント・モールディングを除く)は、積層・横ハギを一切行わない100%天然無垢素材で作られた商品です。
人為的な有害物質を含まない『人に優しい建材』であることと同時に、逆に天然無垢材特有の短所もございます。
天然無垢素材は常に呼吸をしており、湿度の高い環境下では水分(湿気)を吸収し、乾燥した環境下では逆に水分を吐き出す作用を繰り返し行います。
施工後、施工場所の環境によっては、伸縮や反り、突き上げや割れが発生する場合がございます。これらの現象は、たとえ同じ丸太から作られた商品や同じロットで人工乾燥・加工を行った商品であっても、施工を行った室内の湿度や施工環境の違いにより、その度合いがすべて異なります。
また、無垢特有の色目柄の違いや、施工が可能な程度の若干の曲がり・反りは許容となっております。これらも天然無垢素材の商品である以上避けがたい点につき、あわせて十分ご理解を頂けますようお願い致します。
そして設計事務所様、ハウスメーカー様、工務店様は、必ずこれらの天然無垢材が持ち合わせる短所をお施主様にも必ずご説明を頂き、ご理解を頂いてください。
そのうえで、これらの天然無垢素材特有の短所や、施工後に起こる可能性のある現象を、若干でも許容できないお施主様には、速やかに合板のカラーフロアに仕様を切り替える事をお勧め致します。
冬期間に暖房を使用する地域では、ほぼ100%に近い確率で、フローリングが縮んでしまい、サネとサネの間に隙間が生じる現象を起こします。
この隙間の大きさは、施工場所の湿度により異なりますので、湿度が低く乾燥した環境下では加湿器などを使用し、室内の湿度を保つようにしてください。
夏季の梅雨時期、室内が高温多湿になる地域では、フローリングが室内の湿気を吸収し膨張を起こします。この膨張が激しい環境ではフローリングの突き上げにつながりますので、施工時には室内の四隅は5ミリ以上のクリアランスを確保し、9ミリ程度の巾木で隠してください。
また、張り込みの際はサネを強く叩きこまず、名刺1〜2枚程度の隙間を確保し施工を行ってください。
湿度の高い地域では、梅雨時期にこの名刺1〜2枚程度の隙間はフローリングの膨張で無くなり、冬季の乾燥時期にはフローリングが水分を吐き出し、再度、若干の隙間が生じます。
湿度が異常に高い時期・地域では、フローリングの膨張が名刺1〜2枚程度の隙間では吸収をできない場合がございます。その場合はエアコンや除湿器などを使用し、室内の湿度の調整を行うようにしてください。